大正義オフ優勝&5期・6期レート最終2位構築(バンギ[化身]ランド+2メガスタン)
ポケモン | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 持ち物 | 特性 |
---|---|---|---|---|---|---|
バンギラス | いわなだれ | かみくだく | けたぐり | れいとうパンチ | こだわりスカーフ | すなおこし |
ランドロス | だいちのちから | ヘドロばくだん | めざめるパワー氷 | まもる | いのちのたま | ちからずく |
ギャラドス | たきのぼり | じしん | りゅうのまい | まもる | ギャラドスナイト | いかく |
サーナイト | ハイパーボイス | サイコキネシス | めざめるパワー地面 | まもる | サーナイトナイト | トレース |
ギルガルド | シャドーボール | みがわり | ワイドガード | キングシールド | たべのこし | バトルスイッチ |
モロバレル | ギガドレイン | キノコのほうし | いかりのこな | まもる | ゴツゴツメット | ほうし |
大正義オフでリグナさん・エルムさんとチーム「トラットリアエルグナド曳舟店」として参加し、優勝という最高の結果を出せた際のパーティ。最高のチームワークでした(感涙)
予選
個人6−2 チーム8−0
決勝
個人3−1 チーム4−0(優勝)
ちなみにパーティが出来た頃がレート5期の終了3日前だったこともあり、せっかくなので上位を狙ったみたところシーズン最終2位(2058)で終えることも出来ました。
追記:レート6期でも使用してシーズン最終2位(2055)で終えられました。
また、パーティ案を渡したゆめくいさんが熊本オフ3位、マンダさんが滋賀オフ準優勝を果たしてくれたようです。
【構築全体の解説】
化身ランドロスのガルーラスタンの面子への刺さり具合と安定した高火力が非常に気に入ったことから、化身ランドロスを中心にパーティを組むことにしました。広範囲に対して等倍で7,8割以上を削っていける火力の高さと特に霊獣ランドロスを安全にめざ氷で一撃で倒せることが特筆すべき強みであるため、横の並びが強力な勝ち筋となるポケモンとして
・スカーフを持つことにより多くのポケモンを上から殴れる
・技が固定されていても高い一貫性により安定して3割以上はダメージを与え続けることができる
・1撃で落とされることが少ない(落としに来るポケモンもこちらの化身ランドが一撃で落とせる)
・逆に化身ランドに強いクレセリア、リザードン、ユキノオー、サザンドラ、ゲンガーやめざ氷持ちの多いボルトロス、サンダー、ライコウ等にも強い
・天候変化(雨を消しさえすれば化身ランドロスが刺さることが多いため)
などほぼ完璧に欲しい条件を満たしてくれるためスカーフバンギラスを採用。バンギランドの並びを軸にパーティを作っていきます。
バンギランド自体は強力な並びであるものの両者4倍弱点持ちなため相手の構成がまだ分からない段階で対峙させるのに危険が伴うことや猫だまし持ちにアドバンテージを取られやすいことから、先発にはあまり向いていないように見えます。一方相手の様子を見てからの繰り出し性能や多少削った相手を落としにかかる強さ等後発としてかなり強さが期待できることから、先発で崩して一体ずつ切るor交代する→最終的にバンギランドの並びを作る、と言った試合の流れをイメージしていきました。
ここでまず入ったのはモロバレル。現環境のスタンの中で主にモロバレルを処理するために入っているポケモンはヒードランやエンテイでしょうが、化身ランドがこの辺りのポケモンを縛っているので非常に動きやすく、胞子を撒いていく隙も生まれやすいです。逆にバンギランド共に弱点としている水を吸うこともできるので非常にシナジーが強い。また、高火力を通しつつ1体ずつ切って後ろに繋ぐ形が取りやすいのもコンセプトにとても合っていましたね。
次に基本選出を完成させるべく先発でモロバレルと共に並べやすいポケモンを探した結果、メガギャラドスを採用することに。ファイアローやクレセリア等に強く、負けん気ボルトや霊獣ランドを縛れること等が高評価。ギャラバレルの並びは有名ですが、威嚇を入れることでバレルがアローに一撃で落とされないことが特に強かったと思いますね。
ここまでで基本選出ですが気になる相手は多く、モロバレル入り・メガフシギバナ入り・キノガッサ入りや雨パにはほぼ絶対、ミロカロス・スイクン・サザンドラ・ボルトロス等入りに対して積極的に選出するポケモンとしてメガサーナイトを入れることに。逆にファイアローやハッサムがいる相手にはギャラドスを出来るだけ選出していきます。(もちろんアロー等とモロバレル等が同居するパーティもいるのでその場合はサーナイト選出でそれなりのアローの被害を受けつつもなんとか処理していく)結果的に今までの試合だと6−4ぐらいでサーナイトの選出の方が多いですが、一応ギャラドスが基本選出です・・・。
最後に特に追い風軸のパーティを相手とした時の岩の一貫性や全体技耐性が気になったこと、vsトリパ、vs霰パ、ナットレイ等をケアすることを考えてギルガルドを入れて完成。選出する相手もこのあたりです。
全体として勝ち筋もはっきりしていて全員がフィニッシャーになりやすく、非命中100%技が岩雪崩しか無いことからかなり使い心地は良かったです。
基本選出は先発モロバレル+ギャラドスorサーナイトの後発バンギラス+ランドロスですが、初手でサーナイト+ランドロス等の高圧的な並びを作って後発の投げからどちらかの形にする、という選出も対応範囲が広いためすることが多かったです。
マニュリザやリザバナは苦手なので積極的にピンポ読み当てて行きます。
2メガは大正義。
【個別解説】
ようき
実数値:175-186-131-x-120-124
努力値:0-252-4-0-0-252
A 冷凍パンチで184−115ガブリアス確定1発
H・D C178ニンフィアの眼鏡ハイパーボイス確定耐え
耐えたいものと落としたいものをちょうど満たしており、Sを削る理由も無いのでAS振りに。
技も基本のスカーフバンギラスです。化身ランドとの相性が最高で、バンギランドの並びを出来るだけ作るように動きます。バンギラスが上から殴れるかそうでないかの差は大分大きく感じました。霊獣ランドさえケアできれば現環境で相当強いポケモンだと考えています。
おくびょう
実数値:165-x-110-167-100-168
努力値:4-0-0-252-0-252
C 大地の力で167−171ギルガルド確定1発
Cを振り切らなければギルガルドが確定にならず、その他ASに近いガルーラがゴツメダメ2回込みで落ちるなどのため、結局CSに落ち着く。
ニンフィア、マリルリ、ルンパッパ等に高打点を入れられるヘドロ爆弾はこれが無ければ押し負けてしまう化身ランドにとっては必須だと考えたため採用。また採用率を考えても霊獣ランドを一発で安全に仕留められることは大きいと感じたためめざパ氷も入れました。サイコキネシスも欲しいと言えば欲しいもののvsモロバレル、フシギバナ時にはサーナイトを選出すると決めているため無くてもなんとかなるとして切りました。
最終的にランドロスが全抜きをかけられる盤面を作るようにパーティ全体で動きます。少し削れば大体圏内に入るため化身ランドは本当に強い。
ようき
実数値:171-177(207)-99(129)-x-120(150)-146
努力値:4-252-0-0-0-252
A 1段階アップ滝登りで155−90ボルトロスを確定1発
特に耐えたい耐久調整先も無かったので、ボルトロスや霊獣ランドロスを落とせる可能性を意識してAS。
上からメガギャラの地震+化身ランドの大地で広範囲を落として行くことを狙っていたので竜舞地震型に。
メガギャラドスに強いポケモンは選出画面で分かりやすいので、苦手な相手がいない場合のみに絞って選出することで非常に使いやすいと感じました。
ひかえめ
実数値:169-x-91-166(210)-135(155)-127(147)
努力値:204-0-44-48-0-212
H・B A146ファイアローの珠ブレイブバード確定耐え
C 181−120メガガルーラをハイパーボイスで高乱数2発(90.6%)
S 最速ギャラドス抜き
Sは最速フシギバナやシャンデラを意識し、ついでにギャラドスを抜いた形、ここまで上げることで非スカーフのサザンドラの多くにも先手を取ることが出来ました。その他は最低限の耐久が欲しいということで目安的にブレバを耐えるぐらいは振ったというぐらいで割と適当(
今回はバレルやメガバナを見れるフェアリーという意味合いで採用したのでサイコキネシスは確定、最後の枠にはサーナイトの選出対象と同居しやすいヒードランに隙を見せるのを嫌ってめざ地を入れています。
メガサナ+化身ランドの攻撃範囲も非常に広く、バレルの横でハイボを連打するという行動も単純ながら強かったのでとてもこのパーティにマッチしていたと思います。
れいせい
実数値:167-x-170(70)-112(222)-171(71)-72
努力値:252-0-0-252-4-0
S 冷静最遅ヒードラン−1
特にS以外を調整する必要性を感じなかったのでHCにし、Sはトリパの噴火ドランに対して身代わりとワイドガードを合わせて凌ぎやすいよう最遅ドラン−1。そこさえ確保すれば後は遅いポケモン相手に先制身代わりを貼れた方がいいのでこのようにしました。ちなみにS個体値31で実値72が達成できるから冷静にしたけど本当は控え目の方がいいですね。
まずナットレイやモロバレル、フシギバナを主に見たいため身代わり残飯型である必要があり、レート5期の頃はシャドボラスカ身代わりキンシの構成で回していたのですが全体技で押してくる追い風軸のパーティ(エルフテラキや追い風→潮吹き噴火ハイボのパーティなど)がきつかったので撃つ機会の少なかったラスカの代わりにワイドガードを入れることに。身代わりワイガ両装備の初見殺し性能も相まって非常に強力でした。実は1つ前の記事のカロスダブルのパーティも、このパーティでのギルガルドを思いついてから入れた形になりますね。
のんき
実数値:221-x-121-105-113-31
努力値:252-0-156-0-100-0
H・B A112力持ちマリルリの6段階上昇じゃれつく確定耐え
H・D C194眼鏡サザンドラの流星群最高乱数切り耐え
基本は物理を受けるためにHB基調なものの、サザンドラに一撃で処理されてしまうと厳しいことが多いのでこの程度までDに振っています。今のところ大文字の採用率は低いはず・・・。特殊方面にもそこそこ信用可能なので振っておいて良かったとは思います。
技は基本通りの4つ。水系意識で毒よりも草打点の方が欲しいのでギガドレイン。先発バレルが挑発を持ちうるポケモンの前で守れると嬉しいことも多いので守るも欲しかったです。
ガルーラやマリルリを触らせてどんどん削って行けるのが魅力だったので持ち物はゴツゴツメット。ゴツメダメ2回+化身ランドの大地の力orバンギのけたぐりorメガギャラの1段階上昇滝登りで落とせるようになっているためガルーラの処理が組み立てやすいです。
あまり1度出して引っ込めることも少ないので特性は胞子。ガルーラが触ると5割で何らかの状態異常を引くので高確率で爆アド取れるのも大きい。
大正義オフで共に優勝したリグナさん、エルムさんの使用パーティはこちら
http://blog.livedoor.jp/rigute/archives/7499022.html
かなり斬新な、めちゃつよ構築でした。
お2人のおかげでここまで勝ち上がれたのでとても感謝しています。ありがとうございました!