べてのにっき(新)

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【レギュM-C】 ガブグロス+デュアルウェザー

はじめましての方ははじめまして

お久しぶりの方はお久しぶりです

 

先日のGlobal Challenge 2027 Ⅰで本戦権利獲得出来たので、簡単に書き残しておきます

M-Aの最初の頃からポケモンから離れていましたが、奇跡的なまでの強い構築を握れました!

 

【成績】

⚫︎ Global Challenge 2027 Ⅰ でベテが使用して

26-4 レート1814で96位

⚫︎ てるチャレChampions #5 Offline でアルカナが使用して優勝🏆 👏👏👏👏

 

 

【構築詳細】

WHKDQWQYA1

MVPは速い流星群ブリジュラス

 

【構築経緯】

グローバルチャレンジ直前。

レギュM-Bを全くやっておらず環境を知らないので、アルカナ動画を見ていると面白そうな構築を発見。

 

 

ロンゲリザペリブリの4体(デュアルウェザーと呼ぶらしい)に新登場のメガグソクムシャ、補完らしきサザンドラを合わせた形。

自分で回してみると対面性能高い鋼ポケモンで押しつつ、困ったらペリブリに引いて詰める動きがとても噛み合いよく強い。

ついでにレギュM-Bで強かったらしいデュアルウェザーも、雨に強いリザ構築としてかなり手に馴染む。

ということでこの構築をベースにして本番持ち込むことに。

 

まず、ベースの形ではライチュウがとても厳しいと感じたため、上手く回せなかったサザンドラの代わりにスカーフガブリアスを採用。

オーロンゲ展開の弱みとしては初動が遅く、積み系など相手の自由な展開を許しがちという認識。

そのため、こういった相手に対してリザガブなどの高圧的な初手で負荷をかけられる点でうまくはまっていた。

 

また、グソクムシャは強かったが、ありがちなロンゲムシャペリブリ選出をした際に全員が遅く、受け身の立ち回りを強いられるのは弱みと感じていた。(炎技を上から撃たれる盤面を作られると巻き返しが効かない)

そのため、鋼・高火力高耐久の強みを持ちつつ、ある程度の速さや先制技を持つメタグロスに変更。

グソクムシャの強みをそのままに、上から殴れることでより扱いやすくはまった印象。

 

以上6体で各々調整を施して完成!

デュアルウェザーの形を取りつつも、天候にも壁にも依存せず、柔軟な選出プランが可能な構築に仕上げられた。

 

【個別紹介】

グロチャレ後に多少配分を変更しているが、最新の形を掲載

てるチャレのアルカナ配分とも一部差異あり

(決定的に違うのはガブリアスのみ)

 

ゴリランダーの種ウッドハンマーや、壁下でサーフゴーの珠ゴールドラッシュを耐えることを意識したHBベース配分。

ブリジュラス始め、対面の撃ち合いに強い味方全員と噛み合う両壁。

火力を削ぎつつ天候の取り合いなどあらゆる場面で偉い、すてゼリフ。

ドラゴン系などに対してオーロンゲ自身が撃ち合う時に最も強い、ソウルクラッシュ。

何を取ってもやれることが強すぎるが、先発固定ではなく後発に置く選択肢も増やすことでさらに輝くポケモン。

 

晴れ下のメガラグラージのウェーブタックルと、ついでにオオニューラやガブリアスのいわなだれを耐えるラインのHB。

Sは臆病サフゴ抜き150を必須ラインとしつつ、ミラーや準速フラエッテ、最速ヒスイウインディ等抜きたい相手が多かったので158まで上げることに。

雨下でも火力を落とさず、厄介な格闘系(ムクホーク、ジャラランガ、コノヨザル等)に強いぼうふうを採用。

壁下での撃ち合いも、ガブと組み合わせたアグロ展開も、雑削りにおいて右に出るもの無し。

 

ミラーを意識して出来るだけS高め。準速メガラグラージ抜きは、天候を取ってメガラグラージを無理やり落とすプランを想定したもの。

(グロチャレでは迷った結果、S119に留めたけど上げた方がよい)

りゅうせいぐんは以下の理由でりゅうのはどうよりも強いと感じて採用。

・ドラゴン系(ガブリアスやボーマンダ)を初動で処理することでかなり優位に立てる

・雨ミラーにおいて、ブリジュラスやラグラージを相手の想定より1歩早く落とし切れれば、そのまま詰ませられる

受け出し性能、詰め性能はもはや説明不要。

速い流星群持ちによってさらに活躍の仕方が広がったこの構築のMVP。

 

メガガブリアスZのりゅうせいぐんを耐えるHD基調配分。集中攻撃を耐えて追い風を張るなどで優位に立つ場面が多いのでオボン採用。

ワイドガードはあまり撃たないが、全体技で拘った相手などに詰めで便利な場面はあるので採用。(まもるでもいいかも?)

電気以外ならなんでも耐え、追い風で切り返しても良し、殴っても良し。

 

サイコファング+バレットパンチで無振りのメガガブリアスZやサーフゴー(スカーフ想定)を落とせるようA高め。

Sは準速サーフゴーやジャラランガなどを抜ける程度に抑えてHに振ることで、オオニューラのインファイトを2耐えする配分。

(グロチャレではHを削ってS157だったが、最速ウインディを抜いて嬉しい場面があまり無いので落としてよいと判断)

通りの良い安定高火力としてサイコファング、鋼系への打点確保でじだんだ。

削り残し処理で対面性能が飛躍的に上がるバレットパンチと、イエッサン系に非常に強いアイアンローラーで鋼技2枚採用。

どの場面でも基本的に殴り得なのでまもるが欲しい場面もあまり無く、アイアンヘッドを撃ちたい場面は他の技で十分な打点が出せるので不要と判断。

殴り合いにとにかく強く、ペリブリとの補完◎

 

メガガブリアスZを抜きつつ、スカーフミラーも頻発を想定して準速。出来るだけ1発を重くして負荷をかけていきたいのでAに振り切り。

龍技にはドラゴンダイブを採用。メガガブリアスZが重くなりがちなところ、突然1発で落としきる火力が強い!

なお、てるチャレのアルカナ配分はDSベース。

・メガカイリュー、メガガブリアスZ、無振りブリジュラスC+1のりゅうのはどう

・ニンフィアのプレートハイパーボイス

・ニョロトノ、ミロカロスなどのある程度Cに振ったれいとうビーム

を耐えて、より強気に動かせるのが強い!

壁展開とは真逆のアグロ展開が可能な上、環境にぶっ刺さり。

 

【マッチアップ別のプラン】

選出パターンは多く、柔軟な対応が必要。

ブリジュラスで詰めるか、ガブリアスの地震を通すかのどちらかの勝ち筋を狙うことが多い。

初手はロンゲ+リザorグロスを始めに想定しつつ、その出し方では不利を取ると判断した場合はガブリザなどの高圧的な初手を出すという考え方。

以下は一例で、取り巻き次第で全く違う出し方をすることもある。

 

⚫︎ライチュウ入りスタン(サーフゴーやウインディと組む想定)

ガブリザペリブリ

または ペリグロスガブブリ(ボーマンダを重く見た選出)など

微有利

基本的にスカーフガブが刺さっているので、そこを目指して浮いたポケモンの処理を狙うことが多い。

ライチュウゴリラのような先発想定なら、初手リザブリなどから入り、ブリ引きガブ出しなどで対応することも。

 

⚫︎ボーマンダ入りスタン(サーフゴーやガオガエン、ゴリランダー入り想定)

ロンゲリザガブブリ など

微有利

ボーマンダの圧力には壁で対抗しつつ、サーフゴーに隙を見せない選出。

最終的にガブリアスを倒すかブリジュラスで詰めるかは展開次第で柔軟に対応。

 

⚫︎フラエッテ介護系

ガブリザペリグロス

微有利

積みの隙を与えないよう、初動から全体技で大きく削り、メタグロスで詰める。

フラエッテに対して序盤も終盤も隙を見せないことが大事なので、そこに強い2メガ選出。

 

⚫︎追い風系(エルフリザ想定)

ロンゲリザペリブリ など

微不利

壁を貼りつつ熱風で削った後、受け出しブリジュラスで追い風を凌ぐ。いいタイミングで追い風を張り返してリザブリで制圧を狙う。

がむしゃらエルフーンだけは勘弁。

 

⚫︎雨パ(ペリブリラグ想定)

ロンゲリザガブブリ

または ガブリザロンゲブリ(デュアルウェザー想定)

互角

壁熱風などで一旦削った後、雨に対してブリ引きすてゼリフなどから対応。

ブリジュラスミラーでは先に流星群で落としたいので、こちらの方が速ければ優位。

デュアルウェザーミラーなら、相手もリザバナなどの先発が想定されるので、ガブリザで対応してからロンゲブリで雨に対応したい。

 

⚫︎砂パ(バンドリマンダ想定)

ロンゲグロスガブペリ

または ガブリザペリブリ(サーフゴーやアーマーガアを重く見た選出)

互角

最終的にはガブリアスの地震を通したく、ボーマンダなどの浮いた相手にロンゲグロスで打ち勝つことを想定。

後者の選出ではブリジュラスの流星群がボーマンダへのメインの処理プラン。

 

⚫︎サイコフィールド系(イエアルマ、イエサナ+オオニューラ想定)

ロンゲグロスペリブリ

微有利

または ガブペリブリグロス(砕ける鎧アルマを重く見た選出) など

最終的にメタグロスで打ち勝つ想定。相手としてもグロスに隙を見せない選出が想定されるので、それに対して壁で撃ち合えるなら前者の選出。それ以外はガブペリなどで撃ち合った上でメタグロスの仁王立ちを目指す。

 

⚫︎トリパ(キリンコータスorバクーダ想定)

ロンゲリザペリブリ

または ガブリザロンゲペリorブリ(初手オオニューラなどに対応したい時)

微有利

壁を貼ってリザードンで圧をかけ、コータスやバクーダにはペリッパーで対応。

最終的にはトリルが切れてから、リザガブなどでの一掃を目指す。

守るが少ないので、壁を活かして殴り返して負荷を与える立ち回り。

 

⚫︎雨滅び

ガブペリリザブリ

または ガブリザロンゲブリ(雨展開を重く見た選出)など

微不利〜互角

序盤は滅びを許容しつつも大きく削りに行き、滅ぶ間際に追い風。終盤はリザブリで雨の有無に関わらず火力で押し切る展開。

ラグラージがいる等、非滅びプランが想定される時は後者の選出によりロンゲブリでの雨への対抗を目指す。初手ゲンガエンを合わされた場合は猫騙し方向を読んでロンゲに交代し、滅びで2体失わないよう心がけて立ち回る。

 

⚫︎クエスライチュウ

ロンゲガブリザブリ

有利(ただし裏選出次第でこの限りではない)

ライチュウをガブリアスで早めに処理しつつ、クエスパトラ方向にソウルクラッシュを撃ち続ける。バトン後も火力が上がりきらない相手ブリジュラスに対して、リザブリの2体で押し切る。

 

【謝辞】

ほまれさん @Nadeshiko_hmr

グロチャレ直前に相談。デュアルウェザー有識者として選出プランを一緒に考えてくれた上で、ブリジュラスの流星群を提案してくれた。いつも相談に乗ってくれてありがとう!

アルカナさん @alcana_10906

動画を勝手に原案とさせてもらった。その後、てるチャレオフラインにて、この構築で優勝という最高の箔を付けてくれた。いつも素敵な動画をありがとう!

 

【おわりに】

最近はあまりポケモンに時間が取れず、その状況で勝てそうもないのでモチベも湧かず……というのが続いてしばらく離れていました。

そんな中でいろいろと割り切って考えたのが良い結果に繋がったのかもしれません。

素直に既存の強い構築をベースに調整する、受け身にならずに上から殴る基本に立ち返る、必要なら低命中技を振り回すことも辞さない、など。

ポケモンは出来る時にやるスタンスで細々と続けるつもりですが、何が良くて今回勝てたのかをしっかり把握して、次にやる時も活かしていきたいですね。

 

まだまだ全てを語りきれていないので、質問があれば答える形で追記させてもらえればと思います。コメント欄かX (@colonel_vete)にお気軽に質問お寄せください!

 

 

【質問回答集】

頂いた質問に答える形で補足していきます!

順次追加します。

 

⚫︎だいたいの選出頻度
体感ではかなり均等に近いです。

ブリジュラスが出しやすいので多めですが、後発ペリガブで地震を通す選出も割とやります。

メタグロスはメガ無しでも仕事できるので、フラエッテには積極的に2メガ選出します。
リザードン 50%
メタグロス 60%
オーロンゲ 70%
ガブリアス 70%
ペリッパー 70%
ブリジュラス 80%


⚫︎ドラゴンダイブは積極的に撃つか?
「撃つための選出はしないけど、撃つ対象に対面したら躊躇無く撃つ」という感覚です。
ロンゲ、ブリ、グロスあたりを出せばガブリアスにあまり困らないのですが、ガブリザ選出をしたいのに相手ガブリアスが邪魔で出来ないのを避けたい、というのが一番の採用理由ですね。

「最悪ドラゴンダイブ撃てばいいか」でパワー高い選出をしやすいのがメリットに感じます。

プレイスタイルに合っているかの部分もあるので、確実性を求めたい方はドラゴンクローでもOKです。

 

⚫︎オーロンゲを後発に置くのはどういう想定か?

「ロンゲの壁による詰めを想定したりフェアリー打点欲しいので選出自体はしたいが、先発に出すと不利になる時」です。
具体的にはサーフゴーやミロカロスなどはロンゲを起点に積めるポケモンなので、高打点の先発で早めに倒したいです。

サフゴ入りに対してロンゲリザで出せる時はいいのですが、例えばライチュウもいる時などはガブで縛りたいのでガブリザロンゲブリのような出し方をすることがあります。
ミロ入りに対しては、ペリブリロンゲグロスのような出し方をすることも多いです。

 

 

 

 

 

 

【SV レギュF】トルネブリジュラス 【てるチャレ#18優勝など】

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ブログ上ではご無沙汰しています。

ネット本戦もレギュFも終わり、世間はレギュG一色となった今日この頃。僕は先日の本戦で落ちてしまい今年もWCS出場とはなりませんでした(泣)

ただ今年は自分の中でもかなり納得行く構築を使って予選の時期に結果を出せたこともあり、何も残さないのも惜しいと思ったのでメモ書き程度に記録を残しておきます。

(第2回予選頃の環境を念頭に置いているので今から見ると違和感感じるかもしれませんがご容赦ください)

 

最初に、ずっとこの構築を一緒に考えてくれたほまれ(@Nadeshiko_2024)さんには最大限の感謝!

 

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【VGC2022】ディアザシ feat.欠伸ニャオニクス

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ブログ上ではご無沙汰していました。

なんと剣盾環境も終わろうとしている今、剣盾初の構築記事を書いています。

とはいえ自分が結果を残した構築ではなく、ビエラことShoma Honami選手(@ShadeViera)が世界大会で使用し、Day1: 6-2(突破)、Day2: 3-4の成績を収めた構築の紹介となります。

youtu.be

 

※この記事を書き上げた後、ベテ自身もこの構築でランクマッチシーズン33の最終2位を取りました。

 

 

僕自身のVGC2022の戦績は↓の感じで、今年は世界大会の権利を獲得出来ませんでした。

5月のJCS予選でレート1810(3位)  

⇒6月の全国大会で2-4  

予選で使ったオーガザシ構築は勝てて感謝こそすれど納得度は低く、今回紹介するディアザシの構築に着手しました。

しかし全国大会までに納得行く完成度まで上げられず、直前で日和ってオーガザシに逆戻り。無事爆死しました。

 

ディアザシに未練の残った僕は世界大会の希望が無くなった後も調整を続けていたのですが、直前(なんと出国前夜)で2010年頃からの盟友であるビエラ選手が世界大会でこのディアザシ構築を使うこととなりました。ビエラ選手は爆速でこの構築の調整を仕上げて本番勝ち進んでおり、自分のことのように嬉しくなったので記事を残すことにしました。

 

僕が過去に組んだ中で1番好きな構築の欠伸ニャオニクスを現代で蘇らせられたこともあり、とてもエモさの感じる構築です。

【VGC2016 バトルロードグロリア全国大会ベスト4】あくびニャオニクス+ゼルネレック - べてのにっき(新)

 

 

 

構築経緯

全国大会~世界大会にかけてはオーガザシ、またそれに強いレジエレキが幅を効かせる環境になるとは想定していたので、それらに対して強いディアルガを使いたいと考えていました。ディアルガは「耐性と技の範囲や火力が魅力なものの、初手ダイマが見えやすく、それを交代受け等で枯らされると弱いので安定しない」が通説かと思います。

そこでJCS予選抜け構築の中から気になっていた、赤坂(@akasakasakasama)さんという方のディアザシ構築をてるチャレオフライン#1で使ってみました。

【PJCS予選抜け】壁ディアルガザシアン - 赤坂のブロマガ

使ったところ、壁やダイスチル・ダイアースを乗せた時のナットレイの詰ませ性能が非常に高く、ディアルガのダイマが枯れた後の展開も強い。そのためナットレイを固めるように通る方にダイマ技を撃つ安定択が取りやすい。ということで壁+ディアナットに魅力を感じてこの構築をベースに組むことにしました。

また、ディアと組む伝説の要件は「Sが高くてダイマにも対面で打ち合えるポケモン」と分かっていたのでザシアン以外の選択肢は持てませんでした。

 

ここで壁役としては原案ではオーロンゲが採用されていますが、今回はニャオニクス♂を採用しました。以下のメリットがあり、ディアザシナットと最強のシナジーを生んでいます。 

●(オーロンゲと違って)ザシアンの巨獣斬を1回耐えることができる。

 そもそもザシアンが重めな面子において耐性を確保するのが大きい。

 オーロンゲの場合、初手ディアロンゲでザシアンと対面すると「ザシアンにS操作+ダイアース集中」or「守る・交代読みで横に技を通す」の当てなければ負ける2択が頻発し安定しない。ニャオニクスは1回耐えることで安定択を取れる場面が多い。

●欠伸が先制で撃てる。

 欠伸自体は現在ではトリトドン等がよく使う強力な技として認知されていますが、これを先制で撃てるのが凶悪。トリル・追い風・ダイジェット等相手の展開を妨害する他、死に際に打ってナットレイの起点にしたり、終盤に再登場して交代できない状態の相手を眠らせて詰める等。上記VGC2016の構築記事で欠伸の強みを詳しく語っていますが、現在でも変わりません。

(なお、ダイサンダーで自然に対策されるのでオーガザシ等の一般的な構築には向きません。電気の通りがとても悪いディアザシナットだからこそ生きる技と思います。) 

●かわいいので世界大会で配信映えする。

 

ここまでの4体で基本選出が決まりました。

この4体で不利を取る相手としては以下が挙げられます。

●グラードン系(実情はリザードンやフシギバナが問題)

●黒バドレックス系

●イベルタル系

耐性的にこれらの構築からは技を通されやすいので上を取られると不利ですが、こちらの技も通るので上を取ってディアルガで倒しきれれば勝てます。そのため、追い風役と全体技が強力なアタッカー(ディアルガの攻撃と合わせて大概は落としきれるポケモン)の2体が合うと考えました。JCS予選で使ったこともありすぐに出てきたのがトルネロス+鉢巻ランドロス。鉢巻地震or岩雪崩で↑の懸念ポケモンをゴリゴリ削ると裏のディアルガで全て倒しきれる盤面がすぐ出来上がり、テレパシーディアルガとの相性もあってこれ以上無いベストマッチでした。

 

これにて6体が完成!

テクい1体で盤面有利を作って超パワー系3体で押し切るプランをいろんな選出パターンで取れる自分好みの構築に仕上がりました(ナットレイは隙を見せるとすぐ詰む上に削り性能も高いのでパワー系として見ています)。全く異なる2展開がどちらもディアザシにかみ合っているので選出パターンが取りやすく、実はとてもBO3向きな構築となっています。

ディアザシ構築は基本的に初手ダイマを想定して対応されがちですが、1本目はディア後発選出(ニャオザシ、トルネランド、トルネザシ)で戦って相手の想定を崩してから2本目ディア先発に戻す等。相手の型や選出がある程度見えた中ではディアルガの技が的確に通しやすくなるので、BO3こそディアルガが強いと考えています。

 

 

個別解説

ディアルガ

特性:テレパシー

持ち物:いのちのたま

技:ときのほうこう てっていこうせん だいちのちから パワージェム

努力値:108-0↓-4-252↑-4-140  

実数値:189-x-141-222-121-128

S+1リザードンを追い風下で抜けるライン、およびその付近に調整されたグラードン・カイオーガ等を抜けるSを確保し、残りは行動回数を稼ぐために耐久確保。

特にリザードンへの打点としてダイロックが必要ですが、シュカや風船を持つことの多いガオガエンを問答無用で倒せる点でも非常に偉い。他3つの技も技範囲的にもナットレイ詰めに使える意味でも必要で、トリックルーム等を入れるスペースはありませんでした。(ダイウォールはあると偉いが優先度高くない技と判断しました。)

 

ザシアン

特性:ふとうのけん

持ち物:くちたけん

技:きょじゅうざん せいなるつるぎ ワイルドボルト まもる

努力値:204-148-4-0↓-4-148↑

実数値:193-209-136-x-136-205  (ベテがランクマッチで使用した値。ビエラ選手はHSを削ってAを上げたものを使用。)

立ち回り上相手のザシアンを自分のザシアンで倒して詰めるプランが多くなったため、ミラー意識で出来るだけSは上げたい。耐久は黒馬のアストラルビット2耐えや壁込みでカイオーガの雫ダイストリームを耐えるラインまで上げています。

カイオーガ、リザードン等打点が不足しがちな相手に刺すべくワイルドボルトを採用しました。先発ディアルガに対応するために相手も序盤にダイマを切ることが多い都合上、終盤にダイマ無しのカイオーガやリザードンと対面することが多く、これを倒しきれることが非常に強い。

 

ナットレイ

特性:てつのトゲ

持ち物:たべのこし

技:ボディプレス てっぺき やどりぎのタネ まもる

努力値:252-0-252↑-0↓-4-0 

実数値:181-114-201-x-137-40  

特殊耐久に調整すべきラインが無くザシアンの聖なる剣の方が脅威であること、ボディプレスの火力は必要なことからHB。

鉄壁は無ければ白バドレックス等にゴリ押される他、火力を上げて圧力をかける意味でも必要なので一般的な型になっています。

 

ニャオニクス♂

特性:いたずらごころ

持ち物:ひかりのねんど

技:ねこだまし あくび リフレクター ひかりのかべ

努力値:252-0-164↑-0↓-92-0 

実数値:181-68-128-x-113-124  

A231巨獣斬を素で耐え、壁を貼ればチョッキ想定のカイオーガの雨ダイストリームを耐えるように調整。

コンセプト上両壁と欠伸は決まり、あと1枠は以下の理由で猫だましとしました。

●初手ザシアン対面でザシアンに猫騙しが安定の場面が多く発生する(特に横が猫騙し持ちの時)。

●エルフーンやトルネロス等の襷を潰しながら止めたい場面が発生する。

●終盤に再登場した際、ナットレイ横で猫騙しが出来ることで鉄壁の起点が作れる。

 

トルネロス

特性:いたずらごころ

持ち物:きあいのタスキ

技:エアスラッシュ こごえるかぜ こわいかお おいかぜ

努力値:4-0↓-0-252-0-252↑  

実数値:155-x-90-177-100-179

行動保障が必要なポケモンなので襷持ちとし、必然的に臆病CS。

怖い顔はエルフ黒馬のような構築に対して不意にSを下げて勝てる他、トリルへの対応力が非常に偉い(黒馬に対して追い風を貼ったらトリルされた時に味方怖い顔で再度抜き返して落としに行ける、等)ので採用。凍える風もランドロスやグラードンに対してや襷潰しの打点、追い風を温存しながらのS操作として結局必要なので守るを切っています。

 

霊獣ランドロス

特性:いかく

持ち物:こだわりハチマキ

技:じしん ストーンエッジ いわなだれ しっぺがえし(ベテがランクマッチで使用)

  じしん ストーンエッジ とんぼがえり しっぺがえし(ビエラがDay1で使用)

  じしん ストーンエッジ とんぼがえり いわなだれ(ビエラがDay2で使用)

努力値:236-196↑-36-0↓-4-36 

実数値:194-209-115-x-101-116

・黒バド対面で削りに行けるよう眼鏡アストラルビットを耐える

・手助け持ちが横にいたり、死に出しから出てきりとあらゆるザシアン対面で動けるようA222巨獣斬を威嚇無しで耐える

・H199ザシアンを鉢巻地震で落とせる

といったラインを意識して火力と耐久に割いた鉢巻持ち。特にグラザシ(Rinya Sun)に対しては初動での削りや最後にグラードンへの押し込みに必要なので鉢巻しかありません。

技が固定されていない枠はそれぞれ以下のメリットがあり、環境読み次第で使い分けています。

・いわなだれ:浮いている相手(特にイベルタルやボルトロス)に対して安定して削りを入れることが出来、ザシアンやディアルガの攻撃の圏内に押し込める。

・しっぺがえし:打点が不足しがちな黒馬やルナアーラに対してワンパン奇襲が可能。ただし拘った後が弱くなりがち。

・とんぼがえり:大きく削りながら後発のディアルガやザシアンを安全に展開させたいときに便利。(特にグラードンとの対面で欲しい場面が発生)

 

 

選出立ち回り

BO1の場合の出し方の参考として簡単に。BO3では他にいろんな出し方をするかと思います。

 

基本プラン

ニャオニクスの猫騙しや両壁でディアルガの行動回数を稼ぎながら技を通していきます。相手も初手ダイマで張り合ってきた際には欠伸が有効になります。

ある程度起点を作れたところからナットレイを鉄壁と宿り木で立てていき、詰めの障害になる相手を横のザシアンで上から処理して勝ちます。

 

相手の構築別

※一般枠で大きく変わるので一概には言えません。

 

vs 

基本プランを通す相手です。

最終的にはザシアンの聖なる剣がナットレイ詰めの脅威になるので、欠伸や壁を絡めつつ味方のザシアンで処理していきたいです。

 

vs 

鉢巻ランドロスで負荷をかけつつ相手が削れて来たらディアルガを通すプランを取ります。リザードンの処理さえ出来れば地震がかなり通るので、先発リザードンが見えていればトルネディアルガからでもOK。

 

vs

追い風下でディアルガランドロスを通すプランで、出来るだけ早急に黒馬を倒すように立ち回ります。

黒馬に上から技を通されるのが怖いので、追い風に怖い顔等を合わせて出来るだけ上を取れるよう意識します。

 

vs

トリル展開を壁+欠伸で邪魔しながらディアルガで荒らし、ナットレイまたはザシアンで詰めるプランを取ります。

パルキアに炎技が無ければナットレイでとても詰めやすく、ある場合も欠伸で眠ること無しにナットレイを突破するのは難しいので、最後にザシアンで詰める動きで勝ちプランを立てられます。

 

vs

多くの場合リザードンと同居しておりルナアーラと打ち合う必要もあるので先発はトルネディア。トリル下のグラに対してはランドロスで打ち合い、最後にザシアンで締めるプランを目指します。

 

vs

イベルタルが重めなので鉢巻ランドロスの岩技で優先的に削りを入れておき、追い風下で後発ディアルガザシアンで制圧する展開を目指します。

 

 

あとがき

実は世界大会の配信をDay1からしっかり見るのは今年が初めてだったのですが、見ているだけで非常に楽しい4日間を過ごせたとともに、出ている選手たちが眩しく、自分がその場にいないことがもどかしく感じていました。自分の実力が足りなかったに尽きるのですが、構築には自信があったのでビエラ選手が世界大会で輝かせてくれて嬉しい限りです。

9世代でどこまでポケモンに取り組めるのか?世界大会を目指すのか?はなんとも言えないですが、少なくともポケモン対戦は大好きなので今後も楽しくポケモンやっていきたいですね。

【INC February(ムーンルール)使用構築】ツルギゼルネ 疑似積みリレー

とても今更ですが剣盾発売前に7世代の構築供養をと思い、INC February(ムーンルール)で使用したパーティを書き残しておきます。

 

強い要素を余すところなく入れることができ、当時のWCSレートでも最終2位にはなれたのですが、INC本番ではレート1827(国内32位)で同率落ちの結果に終わってしまいました…。

 

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【WCS2019 世界大会Day1突破】 ゼルネクログロス

とても遅くなってしまいましたが、8月16-18日にアメリカのワシントンDCで開催されたWCS2019の構築レポートです。

今年は国内大会で目立った成績を挙げられず、世界大会にその悔しさの全てをぶつけに行きました。

 

結果はDay1を7-1で突破したものの、Day2では2-5で61位。

2年連続でDay2出場の嬉しさもあり、勝ちきれなかった悔しさもあり。

ただ、パーティ自体は納得いくものが組み上げられたので、しっかりと書き残すことにしました。

 

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VGC2019 International Challenge November

12月2日、自室で迎えたINC

先発ゲンガーゼルネアスが落とされ、後発も勢いを見せず惨敗だった

部屋に響く自分のため息、思わず呟く「今回は1500台だな」の声

無言で電源を落とす参加者達の中、昨年度の世界大会ベスト4、ベテは独り部屋で泣いていた

VGC2018で手にした栄冠、喜び、感動、そして何より信頼できるポケモン・・・

それを今の構築で得ることは殆ど不可能と言ってよかった

「どうすりゃいいんだ・・・」ベテは悔し涙を流し続けた

どれくらい経ったろうか、ベテははっと目覚めた

どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たいベッドの感覚が現実に引き戻した

「やれやれ、起きて構築考えなくちゃな」ベテは苦笑しながら呟いた

立ち上がって伸びをした時、ベテはふと気付いた

 

「あれ・・・?お客さんがいる・・・?」

ベッドから飛び起きたベテが目にしたのは、会場外まで埋めつくさんばかりの観客だった

千切れそうなほどに旗が振られ、地鳴りのようにポケモンの対戦BGMが響いていた

どういうことか分からずに呆然とするベテの背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた

「ベテ、試合だ、早く行くぞ」声の方に振り返ったベテは目を疑った

「か・・・カビゴン?」  「なんだベテ、居眠りでもしてたのか?」

「ぼ・・・ボーマンダ?」  「なんだベテ、かってにメガボーマンダを使用禁止にしやがって」

「ゴチルゼル・・・」  ベテは半分パニックになりながら選出画面を覗いた

カプ・コケコ ボーマンダ ガオガエン ゴチルゼル カビゴン モロバレル

暫時、唖然としていたベテだったが、全てを理解した時、もはや彼の心には雲ひとつ無かった

「勝てる・・・勝てるんだ!」

SNOWから身代わり人形を受け取り、メインステージへ全力疾走するベテ、その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった・・・

 

翌日、ベンチで冷たくなっているベテが発見され、吉村と村田は病院内で静かに息を引き取った

 

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【VGC2016 バトルロードグロリア全国大会ベスト4】あくびニャオニクス+ゼルネレック

 

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VGC2016の後期に愛用していた[あくび]ニャオニクスを軸とした構築。原型となる形を世界大会で使用後、調整を続けてバトルロードグロリア全国大会でベスト4という成績を収められました。完成形で世界大会本番に臨めなかったのは今でも心残りです。(涙)

元々AMALGAMEというサイトに投稿していた記事ですが、サイトが閉鎖してしまったため当時の原稿を掘り起こして再度投稿することにしました。

VGC2019が伝説戦ということで、本記事が少しでも参考になればと思います。

 

以下、ほぼ当時の原文まま。

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